カーンICC主任検察官、BRICS首脳会議へのプーチン氏出席可能性につき「南アは正しい行動をとると思う」
国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は14日、8月に南アフリカのヨハネスブルグで開催されるBRICS首脳会議に、ICCが逮捕状を発布しているロシア大統領のプーチン容疑者が訪れた場合には、南アメリカが「正しい行動」をとると思うと発言した。
カーンICC主任検察官が米CNNにコメントした。
カーン氏は、「南アフリカは何十年と人道に対する罪やアパルトヘイトの犯罪に苦しんできたのであり、私は、彼らに私のレッスンが必要だとは思わない」と発言した。
また同氏は、南アはICCに自発的に加盟したことを喚起した。
さらに同氏は、「彼らは、法とは何かを知っているのであり、私は彼らは正しい行動をとると思っている。そして、私たちは、BRICS首脳会議にて実際には何が起こるのかを評価し、それに応じて対応することになる」と発言した。
これに先立ち、3月17日、ICCは、プーチン露大統領と同国のリヴォヴァ=ベロヴァ児童問題オンブズマンの逮捕状を発布していた。
これを受け、ホフマンスキICC所長は、プーチン露大統領の逮捕状が発布された今、プーチン氏はローマ規程締約国123か国にて安全ではいられなくなると発言していた。
また、ローマ規定締約国の南アフリカは、8月にBRICS首脳会議を開催する。