ゼレンシキー宇大統領、尹韓国大統領と会談 「平和の公式」、食料・エネルギー安全補償、軍事支援を協議
ウクライナのゼレンシキー大統領は15日、キーウを韓国大統領として初めて訪れた尹大統領と会談し、和平イニシアティブ「平和の公式」、食料・エネルギー安全保証などについて協議を行った。
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「今日ウクライナを尹錫悦大統領と尹錫悦大統領夫人が訪れた。両国史で初となるこの訪問時、私たちは、人々の普通の安全な生活のため、ルールに基づいた国際秩序のために重要な全てのことにつき協議している」と書き込んだ。
とりわけ両者は、さらわれた成人や子供の返還問題、ウクライナ提唱の和平イニシアティブ「平和の公式」と「グローバル平和サミット」の準備や、食料・エネルギー安全保障、経済協力について協議したという。
ゼレンシキー氏はまた、「私たちは、一緒にウクライナと韓国の人々とグローバルな立場にさらなる力を与えると確信している」と書き込んだ。
また、尹大統領は、キーウでの共同記者会見時、韓国はウクライナに対する軍事支援を拡大する予定だと発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
尹氏は、「私は、今日の協議と訪問が私たちの関係の新たな1ページとなることを期待している。私たちは今日、軍事・人道支援分野、戦後復興の分野における対ウクライナ支援イニシアティブを開始した」と発言した。
さらに尹氏は、自身とゼレンシキー大統領は、ウクライナにとって最も重要なことは、同国の安全と勝利を確保することだと考えていると発言した。
その他同氏は、「私たちは『平和の公式』のことを知った。とりわけ、韓国が平和サミットやいわゆるグローバルサウスに属している国々の会合にて仲介国の役割を履行しようとしていることを考慮すれば、私たちは、それ(平和の公式)は履行しなければならないものだと確かに考えている」と発言した。
同氏はまた、韓国はウクライナに軍事支援を供与してきたと述べ、とりわけ昨年は防弾チョッキ、ヘルメット、その他必要な弾薬を提供したと喚起した。
その上で同氏は、「私たちは、今年私たちの支援のレベルがはるかに多くなることを期待している」と発言した。
なお、尹大統領は同日、ゼレンシキー大統領との会談の前に、夫人とともにキーウ州のブチャとイルピンを訪問した他、キーウ市内では、ロシア・ウクライナ戦争のウクライナ軍人戦没者追悼碑を訪れ、献花を行っている。