ゼレンシキー宇大統領、アビー・エチオピア首相と露の穀物合意離脱等を協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、エチオピア連邦民主共和国のアビー首相と電話会談を行、ロシアによる航行封鎖、黒海穀物合意離脱、ウクライナに対する攻撃、「平和サミット」に向けた準備につき協議を行った。

ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した

ゼレンシキー氏は、「両国関係史上初となるアビー・アハメド・アリ・エチオピア首相との電話会談の際、私は、ロシアの黒海穀物イニシアティブからの離脱、違法な航行封鎖、ウクライナの港湾・エネルギーインフラへの攻撃につき話した。私たちは、グローバル平和サミットに向けた準備につき協議した」と伝えた。

ゼレンシキー氏は、アビー首相をウクライナへの訪問に招待した。

さらに同氏は、アフリカ諸国との対話のための場を作らねばならないと強調した。そして、同氏は、「エチオピア、アフリカ連合、全アフリカの声が私たちにとって非常に重要だ」と伝えた。

また同氏は、黒海穀物イニシアティブの一環で、ウクライナは約30万トンの食料と、別途「ウクライナからの穀物」イニシアティブにより9万トンの穀物をエチオピアに送ったと説明した。

加えて同氏は、ウクライナは世界の食料安全保障の保証国であり続ける準備があり、また安全保障、デジタル化などの分野でのエチオピアとの二国間関係を発展させることに関心があると伝えた。

写真:ゼレンシキー大統領(テレグラム)