グテーレス国連事務総長、ロシアによるウクライナ南部オデーサ攻撃を非難
国連のドゥジャリク事務総長報道官は20日、グテーレス事務総長によるロシアのウクライナ南部オデーサと港湾インフラへの攻撃に関する非難を発表した。
ドゥジャリク事務総長報道官が記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ドゥジャリク氏は、グテーレス事務総長の発言として、ロシアのそれらの攻撃は同国が国連との間で締結し、現在も有効である相互理解覚書における、ロシアによる「ウクライナがコントロールする黒海の港から食料、ひまわり油、肥料を安全に輸出することを促進する」という義務に反するものだと伝えた。
同氏は、「事務総長は、民間インフラの破壊は国際人道法の違反となり得ることを喚起している。これらの攻撃はまた、ウクライナ国外の遠くにまで影響が及ぶ」と発言した。
さらに同氏によれば、グテーレス氏は、世界における小麦とトウモロコシの価格にすでに否定的な影響が観察されていると指摘し、「それは皆に、特にグローバルサウスの脆弱な層の人々に、害をもたらす」と伝えた。
加えてグテーレス氏は、ウクライナとロシアの食料品と肥料が国際市場に届くようにする願望を断念しないと述べたという。
写真:EPA