イタリア上院、ソ連による人為的大飢餓「ホロドモール」をウクライナ人へのジェノサイドと認定
イタリア上院は26日、1932〜1933年のソ連政権がウクライナで引き起こした人為的大規模飢餓をウクライナ人に対するジェノサイドと認定した。
ウクライナのクレーバ外相がソーシャルメディア「X」のアカウントで報告した。
クレーバ氏は、「私は、イタリア上院が1932〜1933年のホロドモールをウクライナ人へのジェノサイドと認定したことに感謝している。その重要な一歩は、歴史的正義、何百万人の犠牲者の名誉を回復するものであり、また未来の世代にジェノサイド犯罪に対する警告を行うものでもある。ありがとう」と書き込んだ。
また、ゼレンシキー宇大統領も、同日夜の動画メッセージにて、本件につき報告した。
ゼレンシキー氏は、「イタリア上院が今日、ホロドモールをウクライナ人へのジェノサイドと認定する決定を採択した。それは非常に重要だ。世界が歴史上ホロドモールの真実をより確信を持って認定していることが重要なのだ。私たちは、一歩ずつこの真実の完全な認定を確保している」と強調した。