クレーバ宇外相、リベリア訪問　ウェア大統領と会談

ウクライナのクレーバ外相は、ウクライナ外相として初めて西アフリカのリベリアを訪問し、ウェア同国大統領と会談し、ウクライナが提案する和平案「平和の公式」実現に向けた協議を行った。

２６日、ウクライナ外務省広報室が伝えた。

発表によれば、双方は、ロシアの対ウクライナ侵略と、同侵略のもたらす国際平和・安全保障への被害について協議を行った。クレーバ外相はまた、ゼレンシキー宇大統領が提案している、ウクライナに公正かつ永続する平和を回復することを目的とする１０項目の「平和の公式」について詳細に説明した。

その際、リベリア側は、ロシアによるウクライナに対する攻撃を強く非難し、平和の公式実現と平和サミット開催に向けた努力に加わる準備があると伝えた。

その他、クレーバ氏は、ケマヤ・リベリア外相とも会談を行ったと発表された。同会談時、クレーバ氏は、ロシアが世界の食料安全保障において重要な役割を担っていた黒海穀物イニシアティブから離脱したことに注意を向けた。ケマヤ外相は、ウクライナが自国の海洋港からウクライナの穀物を輸出し続けるために行っている方策への支持を表明した。

両外相はまた、貿易、建設、保健、教育の分野での二国間協力の発展についても協議を行った。

なお、クレーバ宇外相は今月２３日から、自身の３回目となるアフリカ周遊を開始しており、同日は赤道ギニアを訪問していた。

写真：外務省