ゼレンシキー宇大統領、ルーラ・ブラジル大統領に「ウクライナ・ラテンアメリカ首脳会議」開催を呼びかけ
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ブラジルのルーラ大統領から、自身とラテンアメリカ首脳との会談を組織するなどの支援を期待していると発言した。
グロボへのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー氏は、ブラジル大統領がウクライナを支援するためにできる手段の1つが、ラテンアメリカ諸国の首脳とゼレンシキー氏の会談を組織することだと発言した。
その際同氏は、「ラテンアメリカは、私にとって非常に重要であり、ブラジルもその他の国もそうである。ええ、私は(ブラジルへ)行きたいと思っている。もし招待を受け取れば、私は行く」と発言した。
同氏は、ルーラ氏に対して、地域リーダーとしての役割を担い、ウクライナのメッセージを聞けるように、同地域のその他の首脳を招集することを提案した。
その際同氏は、「もし彼(ルーラ大統領)がラテンアメリカのその他の首脳たちを集めることができるなら、私たちは皆、ブラジルあるいは他の場所で会談できるだろう。それはまた、平和達成にとって全世界にとって大いに役立つことになる。そして、ウクライナの声は聞かれ、同大陸から支持されることになる」と発言した。
その他同氏は、ルーラ大統領もブラジル社会もウクライナの主権と領土一体性を支持しているとの確信を示し、「そして私たちはその支持が必要だ」と発言した。
また同氏は、ブラジルは、ロシアが最近離脱した黒海穀物合意の延長を促すことができるとの期待を示した。
同時にブラジルからの軍事支援の可能性に関しては、ゼレンシキー氏は期待していないとし、「私は、武器を私に提供することはルーラ氏には求めるつもりはない。なぜか? 私は、彼がそれを私に提供しないことを知っているからだ」と発言した。