ゼレンシキー宇大統領、クリミア脱占領会合の開催を報告
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ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、クリミア脱占領政策会合を開催したと報告した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「今日は、クリミア返還・再統合政策の内容面の補完に関する会合も開いた。クリミアの占領からの解放後に、現地に経済面の可能性、人々にとっての安全、2014年以降なかった真の自由の感覚が戻ってくるのは明白だ。しかし、それら全てが単なる抽象的なものであってはいけない。クリミア脱占領に関する個々の細部に具体的な中身がなければならない。どのようにして当たり前の生活を取り戻すのか。クリミアと私たち皆にとってそれが何を意味するのか。それが皆にとってはっきりしなければならない。私たちは、一歩ずつクリミア脱占領をより達成可能で、考え抜かれたものにしているのだ」と発言した。
これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は、米CNNへのインタビューの際に、ウクライナはクリミアの脱占領を目標としており、それが実現して初めて戦争が終了したことになるのであり、クリミアなき「平和」は勝利ではないとの見方を示していた。
なお、6月20日、クリミア自治共和国ウクライナ大統領代表部は、クリミアが解放された後に実施される10の基本方策を発表している。
また、ウクライナ政権は、8月23日に「クリミア・プラットフォーム」の第3回首脳会合を、キーウでの出席とオンライン参加の形をとるハイブリッド方式で開催することを予定している。
写真:大統領府