ウクライナ国会、ロシアが占領するウクライナ領で行う偽選挙を承認しないよう国際社会に呼びかけ

ウクライナ最高会議(国会)は9日、国際社会に対して、ウクライナ領ドネツィク州、ルハンシク州、ザポリッジャ州、ヘルソン州の占領地においてロシアが実施を計画している偽選挙を承認することのないよう呼びかけを行った。

関連決議第9581に最高会議議員287名が賛成した(過半数は226)。ジェレズニャク最高会議野党会派「声党」議員がテレグラム・チャンネルにて報告した

最高会議は、同決議にて、諸外国の議会・政府や国際機関に対して、一時的被占領下ウクライナ領で「選挙」が実施された場合、選挙、設置される運営組織、ロシア連邦の選挙機関などの合法性を認めることのないよう呼びかけた。

また、同決議では、ロシア連邦の違法行為は、改めてロシア占領軍が国際的に認められたウクライナ領から撤退しない限り、和平協議の実施は不可能であることを確認するものであることを認めるよう呼びかけられている。

これに先立ち、ロシアが、2023年9月10日に、ウクライナ領ドネツィク州、ルハンシク州、ザポリッジャ州、ヘルソン州の一時的占領地において、「地方選挙」を行うつもりであると伝えられていた。