「ベルゴロドをNATO加盟と交換する準備ならある」=ゼレンシキー宇大統領が皮肉
ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、ウクライナは領土を断念する準備があるか、との質問に対して、ロシア領ベルゴロドをNATO加盟を交換する準備ならあると皮肉で返した。
ゼレンシキー大統領が訪問先のデンマークにて、フレデリクセン同国首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「領土の交換? ベルゴロドを私たちのNATO加盟と交換する準備ならある」と発言した。
同氏はまた、フレデリクセン・デンマーク首相との戦闘機F16供与に関する協議の際に、ロシア領攻撃が可能かについては話し合わなかったと伝えた。
そして同氏は、「私たちにとって重要なことは、自国領度を解放することだ。私たちの具体的な使命は、自衛である。私たちはロシア人ではない。私たちに必要なのはウクライナの大地である」と強調した。
なお、ゼレンシキー大統領は20日、オランダとデンマークを訪問した。
写真:大統領府