クリミア脱占領の具体的方策を策定している=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は23日、ウクライナではクリミア脱占領の具体的方策が策定されているところだと発言した。

ゼレンシキー大統領が同日開催された第3回クリミア・プラットフォーム首脳会議の会場内記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、同日クリミア脱占領後におけるクリミアでの活動に関する複数の主要企業との間で覚書に署名すると発言した。

さらに同氏は、ロシア軍からクリミアが解放された後に経済が発展し、同地が観光シーズン以外にも機能することが重要だと指摘した。

また同氏は、現在クリミアの安全保障状況の文脈での脱占領に関する具体的方策が策定されていると述べた。

同氏は、クリミアの解放後、まず現地では臨時軍行政府が活動することになると伝えた。

加えて同氏は、クリミアは9.5年間ロシアの占領下にあったのであり、クリミアのウクライナへの実質的統合は重要だが困難だとも指摘した。

その他同氏は、ウクライナはEUに向かって進んでいるのであり、クリミアはウクライナの一部としてEUに入ることになり、それは「全く違うストーリーとなる」と発言した。

なお、23日、キーウでは、第3回クリミア・プラットフォーム首脳会議が開催された。

写真:大統領府