プーチンは公正な平和に関心がない=スナク英首相
英国のスナク首相は15日、ロシアの首脳プーチンは公正な平和に関心がないのであり、だからこそ「平和の公式」に対する外交的な攻勢を始めたのだと発言した。
スナク首相がスイスで開催されている「平和サミット」の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
スナク氏は、「プーチンは公正な平和に関心がない。彼は、この『サミット』に対する長い外交的キャンペーンを開始し、国々にそこから距離を取るよう命じていた。よって、私たちは、ロシアはどうして、この領土一体性の基本原則、食料安全保障と核安全保障が話し合われる『サミット』がロシアにとって脅威だと思うのか、尋ねなければならない」と発言した。
また同氏は、ロシアは国連で「ウクライナに関するどのような国際会議も、その唯一の議題はキーウ政権の無条件降伏となる」と表明していたと指摘した。
「しかし、そのようなことは決して生じない」と同氏は強調し、「私たちは、国際法と国連憲章に基づく公正で永続する平和の原則を確立せねばならない」と発言した。また、同氏は、それはまた、最終的な戦闘終結への道でもあると補足した。
また同氏は、今回の「サミット」は、「グローバルな戦争の悪影響に対して一緒に対応する道を始める可能性」だと指摘した。
その他同氏は、自身がキーウ州を訪問した際に「ロシア兵が、撤退の際に子供のぬいぐるみやサッカーボールに設置した爆発物を見た」と伝え、それも、核レトリックのエスカレーションも、何千万人の人々への食料供給の停止も、正当化し得ないと強調した。
なお、15、16日、スイスで第一回「グローバル平和サミット」が開催されている。
写真:KEYSTONE/EDA/POOL//Urs Flueeler