EU加盟国大使、第14対露制裁に合意
欧州連合(EU)加盟国の大使は20日、ロシアの対ウクライナ侵略に関連する第14対露制裁パッケージにつき合意した。
EU理事会の議長を務めるベルギーが伝えた。
発表には、「このパッケージは、新しい対象を定めた措置を提供し、抜け穴を塞ぐことで既存の制裁の効果を最大化するものである」と書かれている。
これに先立ち、EU加盟国は、過去1か月以上にわたり、新たな対露制裁につき協議を続けていた。新しい措置は、ロシアの液化天然ガス(LNG)の積み替え禁止や、第三国における子会社やパートナー企業による制裁違反の責任をEUの事業者に負わせる計画などが含まれるもの。ロイター通信は、EU外交官の発言を元に、ドイツが新しい制裁パッケージを妨害していると報じていた。
なお、EUの第13回制裁パッケージは、今年2月21日に加盟国の大使が同意していた。