「公正な平和を達成するには全占領地の返還以外の案はない」=ウクライナ外務次官

ウクライナのシビハ第一外務次官は25日、ウクライナが公正で永続する平和を達成する上で、クリミアやその他の被占領地を取り戻す以外の手段は存在しないことを国際社会が認識しなければならないと発言した。

シビハ第一外務次官が第3回クリミア・プラットフォーム専門家ネットワーク国際フォーラムでのスピーチの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

シビハ氏は、ウクライナの領土一体性はクリミア自治共和国とセヴァストーポリにおけるウクライナの主権を回復する以外にウクライナの領土一体性はあり得ないと強調した。その際同氏は、10年前のクリミア「併合」の試みが、ロシアによる対ウクライナ全面侵略の第一の原因であることをあらゆる国際情理で強調していくよう呼びかけた。

そして同氏は、「ウクライナにおいて公正かつ永続する平和を達成する上で、クリミアやその他の一時的被占領地を取り戻す以外の他の手段は、存在しないということを、国際社会が認識せねばならない。代替はない。一切の平和構築政策はなく、『ヤルタ2』も『ミンスク3』もない。私たちは、その点をより積極的に強調し、この私たちの立場をパートナーに証明していかねばならない」と発言した。