ロシアに拘束される民間人の返還は非常に困難 第三国の支援が必要=宇オンブズマン

ウクライナのルビネツ最高会議(国会)人権問題全権は26日、ロシアに拘束されている民間人を帰還させる問題は非常に困難であり、ウクライナには第三国の関与が必要だと発言した。

ルビネツ人権問題全権がスタラスブールでの欧州議会議員との意見交換の際に発言した

ルビネツ氏は、「戦争は多くの人道問題を引き起こした。なぜならロシアはジュネーブ条約のあらゆる規範に違反しているからだ。そのため、ウクライナには第三国の関与が不可欠だ。(中略)民間人被拘束者の帰還は引き続き極めて困難な状況だ。ロシア連邦侵略の結果、1万4000人以上が行方不明だとみなされている。現時点で帰還した民間人は151人だけだ」

また同氏は、ロシアにより追放されたり、無理矢理移動させられたウクライナ児童の問題も支援が必要だと述べた。同氏は、1万9546件の事例が知られているが、実際の数ははるかに多い可能性があると伝えた。

その他同氏は、捕虜の帰還問題の支援も必要だとし、「ロシアは彼らを拘束している場所に国際機関を通していない。90%のウクライナ捕虜は拷問を受けている。私たちは常に全員対全員の捕虜交換実施を支持しているが、ロシアがそのプロセスを妨害している」と