スホーフ蘭新首相、ゼレンシキー宇大統領にウクライナ支援方針継続を明言
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ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、ワシントンでオランダのスホーフ新首相と会談した。その際ゼレンシキー氏は、オランダがこれまでウクライナに供与した支援につき謝意を伝えた。スホーフ氏は、オランダが今後もウクライナ支援を続けることを明言した。
ワシントン北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の会場内で両首脳が会談を行った。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、会談冒頭に「私たちはあなた、あなたのチーム、そしてオランダの人々によるサポートにつき感謝している」と伝えた。
また同氏は、ロシアによる8日のキーウやその他の町に対する民間人に数十人の死者、数百人の負傷者が出た大規模ミサイル攻撃に対してスホーフ氏が反応したことについても謝意を伝えた。
ゼレンシキー氏は、同会談につきテレグラム・チャンネルにて、協議の際、主にウクライナの防空強化、防衛ニーズ、防衛協力の発展、ウクライナ航空機操縦士の訓練計画について注意が向けられたと伝えた。
加えて大統領府広報室は、会談時に両首脳は、小児病院「オフマトディト」やその他ウクライナの民間施設へのロシアの攻撃を非難したと報告した。さらに発表によれば、両首脳は、秋までにウクライナの防空を強化することが重要であると話し合った他、その他追加の旅団を装備させるためのものをはじめとするウクライナの防衛ニーズについて協議したという。
スホーフ首相は、オランダはウクライナのさらなる支援のためにあらゆる必要なことを行う準備があると明言した。
これに先立ち、オランダのスホーフ新首相は3日、ゼレンシキー大統領と電話会談を行い、ウクライナへの財政、軍事、政治面での支援を継続していくことを明言していた。
写真:大統領府