ゼレンシキー宇大統領とショルツ独首相、「パトリオット」供与や戦況につき協議

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ウクライナのゼレンシキー大統領とドイツのショルツ首相は10日、ワシントンで会談し、ドイツからの追加防空システム「パトリオット」供与、戦況、「平和サミット」の結果実現について協議を行った。

ウクライナ大統領府広報室が公表した

ゼレンシキー大統領は、ロシアがエネルギーシステムや医療施設といったウクライナの重要民間インフラ施設を意図的に破壊している中で、ウクライナへの追加防空システムの緊急供与が極めて重要だと指摘した。

ゼレンシキー氏は、「追加の『パトリオット』システム供与に関する声明は重要であり、私たちはドイツとパートナー国のそのような措置に感謝している。同時に、私たちはロシアの空からの攻撃に対抗するためにさらなる支援を必要としている。さらなる防空システムと航空機『F16』をだ」と発言した。

発表によれば、両首脳は、ロシアによる小児病院「オフマトディト」への攻撃を非難した。

ゼレンシキー氏は、ドイツが患者を受け入れる準備を表明したことにつき謝意を伝えた。

その他ゼレンシキー氏は、ショルツ氏に対して、空と前線、とりわけハルキウ方面と東部の状況につき報告した。両者は、ロシアの誘導航空爆弾を搭載する航空機と偵察用無人機と戦う戦略につき協議した。

また両者は、第1回「平和サミット」の結果と今後のその実現方策に注意を向けた。

加えて、G7によるロシアの凍結資産を活用した500億ドルのウクライナへの拠出の決定の実際的な実現についても話し合われた。

なお、9〜11日、ワシントンにてNATO首脳会議が開催されている。ウクライナからは、ゼレンシキー大統領率いる代表団が出席している。