ゼレンシキー宇大統領、仏大統領、伊首相、土大統領と会談
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ワシントン滞在中にマクロン仏大統領、メローニ伊首相、エルドアン・トルコ大統領と会談した。
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで報告した。
マクロン仏大統領との会談につき、ゼレンシキー氏は、「『平和サミット』の決定履行、次の防衛パッケージの準備、安全保障協力、私たちの軍人の訓練につき協議した」と伝えた。
同氏はまた、マクロン大統領とフランス国民の原則的で一貫した支援につき謝意を伝えた。
メローニ伊首相との会談につき、同氏は、「前線の状況とロシアのウクライナの町々に対する空のテロにつき報告した。防空をはじめとするウクライナの重要なニーズにつき協議した」と報告した。
さらに同氏は、G7議長国を務めるイタリアがG7でウクライナの防衛能力と再建を優先課題と定めたことにつき謝意を表明した。
また大統領府広報室によれば、両首脳はまた、第1回「平和サミット」の総括、第2回「平和サミット」の準備、2025年にイタリアで開催される次のウクライナ復興会議の準備、NATO首脳会議の結果について協議したという。
エルドアン土大統領との会談について、ゼレンシキー氏は、エルドアン氏の「ウクライナの主権と領土一体性に対する揺らがぬ支持」につき謝意を伝えた。
エルドアン氏は、ウクライナの(編集注:ロシアに拘束されている)自国民の帰還に向けた努力を指摘し、その際クリミア・タタール人の帰還を評価し、その努力につき謝意を伝えた(編集注:クリミア・タタール民族代議機関「メジュリス」のナリマン・ジェリャル副代表の解放のこと)。
ゼレンシキー氏は、ウクライナ国民の帰還作業は今後も続いていくと明言した。
なお、9〜11日、ワシントンにてNATO首脳会議が開催された。ウクライナからは、ゼレンシキー大統領率いる代表団が出席していた。