クレーバ宇外相、王中国外交部長とウクライナの平和につき協議

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中国訪問中のウクライナのクレーバ外相は24日、王毅中国外交部長と会談した。

ウクライナ外務省が伝えた。

発表によれば、クレーバ外相は、王外交部長に対して、広州への招待につき謝意を伝え、同州の発展水準や、「中国の過去40年間の改革開放政策の成果が鮮やかに見える」と指摘した。

クレーバ氏はまた、「ウクライナもまた平和、再建、発展の道を進みたいと思っている。私は、それは私たちがあなた方と共有する戦略的優先課題だと確信している。ロシアの侵略は、平和を破壊し、発展を阻害したのであり、戦争の1日1日が人道性の新たな侵害であり、正義のさらなる侵食である。そのため、私たちの国に対する戦争を終結し、平和を回復し、ウクライナの復興を加速せねばならない」と強調した。

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さらにクレーバ氏は、ロシアの侵略はウクライナの発展を阻害しているだけではないとし、「それはまた、世界の安定性や、中国と欧州の間の貿易発展を含む善隣関係の発展も阻害している」と指摘した。

その際同氏は、中国に対して、ウクライナは最近欧州連合(EU)加盟交渉を開始したことを伝え、その決定は不可逆的なものだと指摘した。そして同氏は、とりわけウクライナの将来のEU加盟と中国・EU関係のプリズムを通じて、ウクライナ・中国二国間関係を協議することを提案した。

そして同氏は王氏に対して、「私は、私たちが2020年からコンタクトを取っていることを確認したい。私たちはあなた方と、全面侵攻後も連絡し、会談してきた。私たちの最後の会談はミュンヘンで、非常に中身のあるものであったし、私は、対話を重ねる度にそれは以前より中身を増しており、それが非常に肯定的なダイナミズムであることを指摘したい」と発言した。

同氏は、王氏と、二国間関係、国際議題、そして「最も重要な、平和への道筋」について、徹底的かつ実質的な協議を行うと発言した。

その際同氏は、「私は、ウクライナにおける公正な平和が中国の戦略的利益に適っていること、グローバルな勢力としての中国の役割が重要であることを確信している」と発言した。

これに先立ち、ウクライナ外務省は、7月23〜25日に王外交部長の招待で、ウクライナのクレーバ外相が訪中すると発表していた。