クレーバ宇外相、王毅中国外交部長をウクライナ訪問へ招待
ウクライナのクレーバ外相は、訪中時に王毅中国外交部長に対して、ロシアの侵略の被害を自分の目で見て、より深い二国間協議を行うことを目的に、ウクライナを訪問するよう招待した。
30日、ティーヒー外務報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ティーヒー氏は、「そう、招待した。そして、それは通常どのような訪問の際にも行われるような単なる儀礼上の招待ではなく、『真の招待』であった。私たちは、王毅外交部長がロシアの私たちの国に対する侵略の被害を自分の目で見られるよう、そして、彼といくつかの地域・二国間問題についてより深い二者間協議を実施できるよう、彼をウクライナで迎える準備がある」と発言した。
同氏は、ウクライナと中国の対話は続いていくとし、中国側は提案に関心を抱いていたと伝えた。
その他同氏は、クレーバ外相が訪中時に、ウクライナがいわゆる「1つの中国」政策を維持していることを伝えたと発言した。
その際同氏は、「中国での協議の際に、クレーバ大臣は、ウクライナが長年維持している立場を確認した。それは、『1つの中国』政策であり、それ以上でも以下でもない。それ以外は、ウクライナ外相が協議の際に発言したことと合致しない解釈である」と発言した。
同氏はまた、広州訪問の際に、ウクライナの立場を一切変更していないとし、主権と領土一体性の相互尊重はウクライナ・中国二国間関係の基盤だと指摘した。
さらに同氏は、「ウクライナは『1つの中国』政策を一貫して変わらず維持しているし、さらには、私たちの重要な同盟者である米国、欧州連合(EU)、その他の国を含め、そのような政策は世界中が維持している」と指摘した。
これに先立ち、クレーバ外相は、23〜25日に中国を訪問し、24日に王毅中国外交部長と会談していた。
写真:中国外務省