49名のウクライナ国民がロシアの拘束から解放 アゾフスタリ防衛者やクリミア・タタール民間人含む

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ウクライナのゼレンシキー大統領は13日、ロシアに拘束されていた49名のウクライナ国民が解放されたと報告した。解放された者の中には「アゾフスタリ」防衛者やクリミア・タタール民間人が含まれる。

ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた

ゼレンシキー氏は、「さらにもう1つの私たちの人々の帰還だ。私たちはいつもそれを待ち望み、そのために作業をしている。49人のウクライナ人が帰還した。彼らは、ウクライナ軍、国家警護隊、国家警察、国境警備隊の戦士たち、それから私たちの民間人だ。とりわけ、病気の父親の世話をするために移動していたところをロシアが人質にした女性、レニイェ・ウメロヴァ氏も含まれる。また、『アゾフスタリ』の防衛者の一部も解放できた。ウクライナの英雄、衛生兵のヴィクトル・イウチュークも帰還した」と報告した。

同氏はまた、被拘束者・人質をロシアの拘束から解放する作業を行っているチームに謝意を伝えた。

さらに同氏は、「また、私たちの国のために交換基金を補充している私たちのウクライナの部隊にも言及したい。ロシアの占領者を拘束している私たちの戦士皆、ロシアの工作員と敵対協力者を殲滅し、私たちの人々の解放を近付けている私たちの当局全てに。全ての私たちの人々、戦士たちも、民間人も帰還させねばならない」と指摘した。

今回解放された民間人レニイェ・ウメロヴァ氏は、2022年12月4日、被占領下クリミアへと病気の父親の世話をするために向かおうと、ジョージア・ロシア国境を越えた後に、ロシアの治安帰還によって拘束されていた人物。モスクワのレフォルトヴォ裁判所は、ウメロヴァ氏をスパイ容疑により逮捕措置を命じていた。