カザフスタン大統領、中国・ブラジルによる露宇戦争「和平計画」への支持表明

カザフスタンのトカエフ大統領は16日、まずウクライナでの戦闘行為を停止する決定せねばならず、それから「領土問題の協議」を行うべきだとし、同時に中国とブラジルによる「和平計画」への支持を表明した。

トカエフ大統領がショルツ独首相とのアスタナでの会談時に発言した。カズインフォルムが報じた

トカエフ氏は、「以前同様、平和達成の可能性は存在する。様々な国の和平イニシアティブを全て注意深く検討し、軍事行動の停止の決定に至り、それから領土問題の協議に移行すべきだ。私たちの見方では、中国とブラジルの和平計画は支持に値する」と発言した。

また同氏は、ロシアとカザフスタンの間では「戦略的パートナーシップと同盟の枠内での協力」が発展しているとしつつ、同時に「カザフスタンにはウクライナの人々、彼らの独自の文化に対する心からの共感がある」とも発言した。そして同氏は、「私たちの国家の間には、一度も対立はなかった。私たちの国の大使館はキーウで活動し続けている」と伝えた。

これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は、中国とブラジルの戦争終結に関する提案は「破壊的」だと批判していた