ロシア政権が露クルスク州におけるウクライナ軍人の「蛮行」に関する偽情報を拡散=偽情報対策センター
ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)傘下偽情報対策センターは23日、ロシアのプロパガンダがロシア領クルスク州においてウクライナ軍人が蛮行を行なっているとする偽情報を積極的に拡散し続けていると報告した。
偽情報対策センターがテレグラム・チャンネルで報告した。
センターは、ザハロヴァ露外務報道官が、ウクライナ軍人がクルスク州であたかも民間人の一部を連れ去った、クルスク州にはウクライナの「強制収容所」があり、そこには子供も収容されているなどと発言していることを伝えつつ、同報道官は以前同様、一切の証拠を提示していないと指摘した。
そしてセンターは、クレムリンは「強制収容所」偽情報の積極的な拡散でもって、ウクライナの占領地でロシア軍人が行なっている、いわゆる「濾過」措置などの犯罪から注意をそらそうとしているのだと説明した。
さらにセンターは、ウクライナ防衛戦力がロシア人児童を拘束しているとか、ロシア民間人を連れ出しているという偽情報もまた、ロシアによるウクライナ児童の連れ去りを隠蔽したがっていることを示していると指摘した。
これに先立ち、2023年3月17日、ICCは17日、ロシア連邦のウラジーミル・プーチン大統領と同国のマリヤ・リヴォヴァ・ベロヴァ児童問題露大統領全権の逮捕状を発付していた。