ゼレンシキー宇大統領、ハリス米副大統領に「勝利計画」提示

ウクライナのゼレンシキー大統領は２６日、ワシントンにて、米国のハリス副大統領と会談し、ウクライナの「勝利計画」を提示した。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた。

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、ハリス副大統領が第１回「平和サミット」に出席したことと、米国からのウクライナへの不変の支持につき謝意を伝えた。

同会談時、ゼレンシキー氏は、「勝利計画」の詳細を提示したという。

その際同氏は、「私たちにとっては、私たちが完全に理解して、米国と完全に調整した中で活動するというのが極めて重要だ。今朝、私は両院と両党の議員と話した。そして、私は、両党支援に感謝している。私たちは、この戦争に勝利し、公正な平和をより近づけられるのは、米国と一緒の時だけだと信じている」と発言した。

また同氏は、最近の戦況、クルスク作戦、ロシアのウクライナの電力インフラへの攻撃について最新情報を報告した。

さらに同氏は、ウクライナの防空の強化とロシアへの圧力増大を要請した。

同氏は、「私たちは、強力な対露制裁を維持し続け、ウクライナ、私たちの人々、私たちの街、私たちの前線をロシアの悪から守るために、ロシアの凍結資産からの収益を利用しなければならない。そして、当然、私たちは、全てのロシアの戦争犯罪者の責任を追及するために懸命に働かねばならない」と強調した。

ハリス氏は、ゼレンシキー氏との会談は今回ですでに７回目だとし、ウクライナへの確固たる支援を確約した。同氏はまた、米国はウクライナが勝利するために必要な安全保障支援を供与し続けると発言した。

その際ハリス氏は、「私たちは、民主的価値を守り、侵略者に立ち向かわねばならない。そして、私たちは、国際秩序、ルール、規範を防衛せねばならない。これらの原則１つ１つがウクライナにて危機に瀕しており、だからこそ、ウクライナの戦いは米国の人々にとって意味を持つのだ」と強調した。

なお、ゼレンシキー宇大統領はこれに先立ち、ホワイトハウスでバイデン米大統領とも会談し、「勝利計画」を提示していた。