ゼレンシキー宇大統領、アイスランド訪問の予定
ウクライナのゼレンシキー大統領は29日、アイスランドのレイキャビクを訪問する予定である。
フィンランドのオルポ首相が、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、レイキャビクでのゼレンシキー大統領との会談予定について発表した。
オルポ首相は、「レイキャビクでの北欧理事会の際にゼレンシキー大統領と会えることを楽しみにしている」と書き込んだ。
またオルポ氏は、フィンランドは欧州における最大級の支援国の1つだと伝えた。
なお、10月28〜31日にレイキャビクで北欧理事会の会合が開催される。今年は、「北極圏における平和と安全」が会合のテーマとなっている。北欧理事会のウェブサイトによれば、ゼレンシキー大統領は10月29日に同理事会加盟国に対して演説をすることになっている。また、その際ゼレンシキー氏は、理事会加盟国首脳たちと会談するという。
その他、ゼレンシキー大統領は27日、国民向け動画メッセージにて、28日からの週にはより多くの外交関連ニュースと支援パッケージが現れるだろうと発言した。
ゼレンシキー氏は、「今日は、今後1週間のパートナーたち、私たちの欧州のパートナーたちとの作業に向けた準備をしている。私たちを非常に原則的かつ効果的に支えてくれている国だ。私たちは、『ウクライナ+北欧諸国』という新しい協力フォーマットを作り出した。そのフォーマットの中で、私たちの連携を絶えず強めている。防衛、政治、経済のだ。そして、それら全てを基本に、私たちの価値の面での連携がある。それは、私たちの欧州における生活の見方であり、私たちが次の世代に繋ぎたい私たちの欧州の姿である。それは、間違いなく安全で、間違いなく民主的で、間違いなく欧州の人々の利益を守れるようでなくてはならない」と発言した。
そして同氏は、同フォーマットのフィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドの国々に謝意を伝えた。その際同氏は、「私たちは、全てのパートナーから『勝利計画』への支持を期待している。彼ら皆が、覚悟することがどれだけ重要かを理解している。ロシアが世界の生活を破綻させる能力を失うには、侵略国に対して問題を作り出さねばならないことを理解している」と発言した。
その上で同氏は、「公正な外交のためにも、ロシアにこの戦争についての圧力を強められる新しい原則的な行動について、北欧諸国と話していく。よって、来週は外交的ニュースと新しいウクライナ支援パッケージがより多くなるはずだ」と発言した。
写真:大統領府