ゼレンシキー宇大統領、国内向けに10項目の「強靭性計画」を来週発表へ
ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、来週ウクライナ国内向けに10項目からなる「強靭性計画」を発表すると発言した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私たちの国内『強靭性計画』の準備作業を続けている。それは、ウクライナが耐え抜くために必要なものだ。今日は、いくつかの項目の作業を行った。とりわけ、文化主権という、ウクライナの文化遺産、現代文化、文化外交に関わるものの作業を行った。ウクライナ・コンテンツの生産であり、そのためには、ウクライナにおいて本当に効果的な文化コミュニティの団結が要る」と発言した。
また同氏は、それは、ウクライナと世界の繋がりを保証する要素であるとし、「政治家や市民活動かや情報空間が他者に届けられない者がある。しかし、感情はそれを届けられる。芸術はそれを行える。文化とは、概して、世界の様々な場所において人間性のために等しく機能する手段なのだ。私たちは、はるかに大きな国家の注意をそれに向けるべきだし、そうしていくだろう」と伝えた。
その他同氏は、同日「強靭性計画」の治安項目に関する作業も行ったとし、「内務省とウクライナ保安庁で良い作業が行われている。全て必ず施行される」と発言した。
加えて同氏は、「強靭性計画」のエネルギー項目と武器項目(武器生産、パートナーとの協力)に関する作業もすでに詳細に行われていると伝えた。
その上で同氏は、「来週提示されるのは合計で10項目からなり、個々の項目で、私たちは、ウクライナの市民社会、合理的なアイデアを出す準備のある皆、ビジネス界と一緒に、ウクライナのため、私たちの強靭性のための実質的に基本的でドクトリン的な文書を作成している」と強調した。
これに先立ち、10月23日、ゼレンシキー大統領は、同国の市民社会の代表者たちと会談し、国内の様々な問題について協議を行なっていた。その際同氏は、同氏は、同会談では「勝利計画」と団結の必要性について協議したとし市民社会代表者に「国内の行動計画の策定に加わるよう」提案していた。