G7、ウクライナ長期支援に関する首脳声明発出
16日、G7首脳は、ウクライナに対する長期的支援に関する首脳声明を発出した。
日本外務省が原文と日本語仮訳を公表した。
首脳声明仮訳には、「我々G7首脳は、必要とされる間の我々の揺るぎないウクライナへの支援を再確認する。我々は、主権、自由、独立、領土一体性及び自身の復興のためのウクライナの戦いに貢献するべく連帯する」と書かれている。
また、G7首脳は、「1000日間の戦争の後、我々は、ウクライナの人々が耐え忍んだ甚大な苦難を認識する。このような困難にもかかわらず、ウクライナの人々は、ウクライナの土地、文化及び人々を守ることにおける比類のない強靭性と決意を示してきた」と伝えた。
さらに、首脳たちは、ロシアが公正で永続的な平和に対する唯一の障害であり続けていると強調した上で、G7は制裁、輸出管理及 びその他の効果的な措置によって、ロシアに厳しいコストを科すことへの我々のコミットメント を確認すると伝えた。
そして、首脳たちは、「我々はウクライナと結束している」との一文で声明を締めている。
これに対して、ウクライナのゼレンシキー大統領は同日、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、感謝のコメントを発出した。
ゼレンシキー氏は、「ジョルジャ・メローニ伊首相とG7の全ての首脳に、彼らのウクライナへの団結した支持につき、心から感謝している。その支援は、ウクライナが自らの人々をテロから守り、多くの命を救う上で役に立っている」と書き込んだ。
さらに同氏は、ロシアのみが公正で永続的な平和に対する唯一の障害であり続けている時には、「侵略と、国連憲章で定められている国際秩序の侵害は容認されず、加害者は然るべき結果に直面することになる」という明確なシグナルを出すことが極めて重要だと指摘した。
そして同氏は、国際社会に対して、全ての人々のための安定と平和を確保するために、努力を強化し、勇敢な決定を採択する時が来ている」と強調した。