欧州はウクライナが力の立場から2025年を迎えられるようにあらゆるリソースを同国に提供すべき=仏外相
フランスのバロ外相は19日、全面戦争開始から1000日が経過する中、欧州の義務は、ウクライナが2025年を力の立場から迎えられるように、同国にあらゆるリソースを提供することだと発言した。
バロ外相がワルシャワで開催されたワイマール+フォーマット会合後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
バロ氏は、「このロシアの侵略戦争が始まってから1000日が経つ中で、私たちの義務、ウクライナの友人とサポーターの義務は、彼らが今後数か月と2025年を力の立場で迎えられるように、ウクライナの人々にそのために必要なあらゆる手段を与えることにある」と発言した。
同氏はまた、ウクライナ人の戦いは、自分たち(編集注:EUの人々)の戦いでもあると強調した。
そして同氏は、「ウクライナ人たちは、自らの自由と領土一体性を守りながら、欧州大陸の安全と法に基づいた国際秩序の防衛のために戦っているのだ」と説明した。
加えて同氏は、ウクライナ人がロシアの侵攻を跳ね返している多大な強靭性と勇敢さに言及した上で、彼らはすでにこの戦争で甚大な代償を払っていると発言した。
その上で同氏は、「今日私たちは、ウクライナ支援のためにより多くのことをしなければならないとの点で同意したが、しかし、同時に、私たちの安全、欧州大陸の安全を確保するために、大きく考えて、大きく行動しなければならない。私たちは、私たちが有するあらゆるテコを動員する計画だ」と発言した。
なお、同日、ワルシャワにて、EUの主要5か国と英国の6外相の会談が開催された。
写真:LP/Arnaud Journois