ゼレンシキー宇大統領、ロシア語でインタビューを行わない理由を説明

ウクライナのゼレンシキー大統領は、自身はロシア語をよく理解するが、自身にとってはウクライナ語でインタビューに答えることが重要だと発言した。

ウクライナのゼレンシキー大統領が米国のレックス・フリードマンとのインタビューの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「もちろん、私はロシア語をよく運用できる。あなたが私に話していることはよくわかるが、しかし、インタビューを全てロシア語で答えることはできない。今日、私たちのところには73弾のミサイルが放たれ、人々が亡くなり、100機以上の無人機が放たれたのだが、それは毎日の話なのだ。ロシア語を話す人々が攻撃されており、『彼らは実はロシア語話者を守っているのだ』と最近まで話していた人たちが攻撃されているのだ。だから、私は、今日のロシアの指導者もディレクターも尊敬していない。民もだ。私は、何も起きていないふりをすることは理解できない」と発言した。

また同氏は、全面戦争の開始当初、ロシア国民に対してロシア語で呼びかけていたが、しかし反応は全くなかったと喚起した。

その際同氏は、「彼らは聞こえていないのだ。彼は聞いていない。誰かは恐れている。理由は様々だ。それは、溺れている人がいる時、誰かは、聞こえないからとその近くを通り過ぎ、誰かは、助けるのは怖いからと泣いているようなものだ。しかし、溺れている人にとってはそれは大切なことだ。その人は誰かが助けないといけない」と発言した。

そして同氏は、ウクライナ語でインタビューを行いたいとし、「私にとってそれが重要だ」と伝えた。

フリードマン氏が、ウクライナではロシア語が禁止されていると述べる者がいると述べると、ゼレンシキー氏は、「それは嘘だ」と答え、「私たちのところに現在ロシア語が軽視されているのは、ロシア人のせいだ。それだけのせいだ。彼らは『ロシア語話者を救う』ために、東部に多く暮らしている多くのロシア語話者を殺したのだ」と発言した。

写真:レックス・フリードマン(X)