ゼレンシキー宇大統領、全面戦争初期の決定について説明
ウクライナのゼレンシキー大統領は、全面戦争が始まった当初の様子につき言及し、その際自らが単独でどのような決定を採択したかを喚起した。
ウクライナのゼレンシキー大統領が米国のレックス・フリードマンとのインタビューの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「私はウクライナ軍の最高司令官であり、だから私は、関連の命令を出さなければいけなかった。私には、軍事オフィスがあり、その後最高司令官会議ができ、そこには全ての重要人物が集まった。そこでは軍のことだけでなく、エネルギー関係などもある。しかし、その時は、決定は私が、迅速に、迷うことなく、下していた」と伝えた。
また同氏は、当時重要だったのは、首都を防衛することであり、占領下に陥ったウクライナ国民との情報面の繋がりを失わないことだったと発言した。同氏は、「24時間で私たちは多くのことを行なった。しかし、彼ら(ロシア人)が私たちの国の一部を占領したことはわかっていたし、私たちは、人々に武器をばら撒いた。トラックを寄せて、ただただ通りで、普通の人に武器をばら撒いたのだ。彼らが首都を守れるようにするためにだ。すでに情報面で分かっていたが、もし『ロシア人』がここに入ってきたら、ここ(編集注:キーウ)でも他の町で起きているのと同じことが起こると理解していた普通の人々に(編集注:武器をばら撒いた)」と述べた。
さらに同氏は、ロシアが開始した偽情報の深刻な展開についても喚起した。
その上で同氏は、「私にテレビスタジオやテレビチャンネル、かなり大きなメディアリソースを運営する20年間の経験があって良かった。私は、かなり迅速に情報ネットワークを構築せねばならないと理解していた。私は、人々に呼びかけ始めた。毎日3〜5回だ。私は、占領された町にはまってしまい、他の情報から遮断されてしまった人々のための情報源となった。私にとっては、『数字』、インターネット、一人一人との繋がりを維持することが重要だったのだ」と発言した。