ゼレンシキー宇大統領、近々米国を訪問する予定なし
ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、近々ワシントンを訪問する予定はないと発言した。
ゼレンシキー大統領がパリでの有志連合首脳会合後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「今のところ、ワシントンへの訪問は予定していない。その問題は議題にない。私たちには、すでに希少鉱物に関する多くの合意があるし、私は、その問題に、理論的ではなく、実際的に向き合っていきたいと思っている。大切なのは、米国からの次の最終的な案を待つことだ。なぜなら、条件がずっと変わり続けているからだ」と発言した。
また同氏は、ウクライナと米国のチームはその作業を行っているとし、なぜなら米国はアプローチを変え、一挙に完全な合意を提案しているからだと発言したと指摘し、その合意案は詳細な分析が必要だとし、なぜならそれは議会における批准を要する真剣なものだからだと説明した。
そして同氏は、「繰り返し変わってきた合意案について話すのはまだかなり早い。しかし、私は、米国にて、ウクライナが総じてそれに反対しているとの感覚があっては欲しくない。私たちは常に、私たちの肯定的なシグナルを示してきた。私たちは、米国との協力を支持している。私たちは、米国にウクライナへの支援、ないしはインテリジェンス交換を止めるようなシグナルは一切送りたくない。私たちにとって大切なことは、それら全てを維持することであり、そのため私たちは毎日建設的に行動している」と発言した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、米国は新たに大型の希少鉱物資源合意案をウクライナ側に提案したと報告していた。