欧州委員会、プーチンの「ウクライナを暫定統治下」提案にコメント 「彼は犯罪者」

欧州委員会のヒッパー報道官は28日、ロシアの首脳プーチン氏の「ウクライナを暫定統治下に置く」というプロパガンダ的発言にコメントするのは適切ではないとの見方を示した。

ヒッパー報道官がブリュッセルでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ヒッパー氏は、「プーチンは犯罪者であり、彼は戦争犯罪で指名手配されている。私たちは、彼がプロパガンダとして何を拡散しようが、注意を向けたり、コメントしたりするつもりはない。私たちは事実を注意深く見ている。事実は、侵略者がいて、平和への善意のみを示すウクライナがいるということだ。それが、私たちのいる状況であり、私たちは、ウクライナ支援の次元、公正かつ永続的な平和の確保の努力の中にいる」と発言した。

記者から、200万弾の榴弾砲砲弾をウクライナに供給する意向の実現に関する質問を受けると、ヒッパー氏は、現在欧州委員会は、その課題の解決のための道筋にて努力をしているとしつつ、追加的詳細は提供しなかった。

また、ピニョ欧州委員会報道官も、ウクライナにおける選挙問題にコメントした。ピニョ氏は、「ゼレンシキー氏は、合法的かつ民主的な手段で選出された大統領であり、現時点でウクライナ国民は選挙のことを質問しておらず、他の誰も彼にそのことを提案することはできない」と強調した。