ゼレンシキー宇大統領、ストゥブ・フィンランド大統領と今後の支援等につき協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は30日、フィンランドのストゥブ大統領と電話会談を行い、ストゥブ氏のトランプ米大統領との会談の結果や、今後のたいウクライナ支援などにつき協議した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に報告した

ゼレンシキー大統領は、「先ほどフィンランド大統領と話した。非常に生産的なやりとりだった。私たちの関係はいつも充実している。私は、ストゥブ大統領、フィンランド全体に対して、ウクライナ支援、非常に合理的な立場、真の平和を一緒に近付けるための作業の準備につき感謝したい」と発言した。

また同氏は、ストゥブ氏に対してロシア軍からの継続する攻撃について報告し、「前日、ハルキウに対してロシアの『シャヘド』による激しい攻撃があり、病院、普通の建物、普通の民間インフラさえが損害を受けた。そのハルキウの攻撃だけで、計55名が被害を受け、内8名は児童であり、皆が支援を受けた。残念ながら、2名が死亡。私は遺族と近親者に哀悼を表明する」と伝えた。

さらに同氏は、ストゥブ氏がトランプ米大統領と会談したことについても触れ、「アレクサンデルデル(ストゥブ氏)は、自身の米国訪問と米国大統領とのやりとりについて話した。私たちは、一緒に進み、米国と一緒に外交において連携して最大限の速度で進む準備がある。私たちは、米国、欧州、平和と保証された安全を本当に望んでいる全ての他の私たちのパートナーが、全ての必要な手段を利用することを期待している。外交の成功は、プーチン以外の皆にとって必要だ。よって、外交の成功と人命の保護ののためには、彼に対して圧力をかけねばならないのだ」と強調した。

これに先立ち、フィンランドのストゥブ大統領は、29日に米国のトランプ大統領と会談。その後30日、ストゥブ氏は、米国のロシアに対する忍耐は「尽きつつある」と発言していた。

写真:大統領府