報道研究所、ウクライナの最良オンライン報道機関10社を発表

ウクライナの報道分析を行っている市民団体「マス情報研究所」は、独自調査の結果から、最良のオンライン報道機関10社からなる「ホワイトリスト」を発表した。ウクルインフォルムも選出された。

29日、マス情報研究所が半年に1度行っているオンライン報道機関の2段階モニター調査の結果を発表した

発表には、「最良のオンラインメディアからなる『ホワイトリスト』に入ったのは、公共放送(ススピリネ)フロマツィケリーガウクラインシカ・プラウダ、ウクルインフォルム、ラジオ・スヴォボーダ週の鏡NVエスプレッソバベリである」と書かれている。

また、マス情報研究所は、今回のリストには、NV、エスプレッソ、バベリの3社が新たに加わったと伝えた。

研究所は、調査方法として、まず第1段階は、50の人気のあるウクライナのオンライン報道機関を選択し、コンテンツ内の印象操作、偽情報、ブラックPRの有無について分析したと説明した。次に、第2段階では、報道内容のバランス、正確性、事実とコメントの分離、報道内容における何らかの勢力が注文したと思われる情報、性差別、ヘイトスピーチの有無、透明性(サイト内の連絡先、編集方針、資金源の情報の掲載)の基準に基づいて分析が行われたという。

調査結果、今回の「ホワイトリスト」入りしたのは、専門的基準の遵守の水準が平均して約96%に達した報道機関であり、これらの機関のウェブサイトのホームページには、注文された情報、ヘイトスピーチ、性差別、偽情報は発見されなかったと説明された。

同調査は、米国国際開発庁(USAID)の「ウクライナのメディア・プログラム」プロジェクトの支援を受けて、国際団体「インターニューズ」が実現したものとのこと。