リヴィウの飲食店、コロナワクチン接種証明書か検査結果の提示を要求へ

ウクライナ西部リヴィウでは、新型コロナウイルス感染事例の急激な増加を受け、新たな制限を導入する。飲食店では、訪問客に対して、コロナワクチン接種証明書あるいはPCR検査の陰性結果証明書の提示を求めていく。

11日、リヴィウ市議会広報室がアンドリー・サドヴィー市長の発言を伝えた

サドヴィー氏は、「今日明日、私たちは、ビジネスに関する次の決定を採択する。商業施設、飲食店の従業員のワクチン接種は義務化する。また、私たちは、欧州の多くの国々にある、飲食店の訪問者がワクチン証明書かPCR検査の陰性結果証明書を提示しなくてはならない、という規範にスムーズに移行する。近日中にリヴィウで施行されるわけではない。というのも、他の国よりワクチン接種のレベルがかなり低いからだ。現時点で、リヴィウ市民の約3分の1がワクチン接種を終えている」と伝えた。

同氏はまた、市の非常状況委員会の決定により、10月18日から1週間、学校の5年生から11年生はオンライン授業に切り替えられると説明した。1年生から4年生及び幼稚園に通う児童は、引き続き通学・通園する。

同氏は、「その後は、秋休暇が1週間ある。そのため、感染の波を断ち切るために約2週間半あることになる」と伝えた。

なお、10月11日朝時点で、リヴィウ州では前日、新型コロナウイルス感染事例が新規に765件確認されたと発表されていた。