ウクライナ国民、EU加盟支持87% NATO加盟支持86%

世論調査

ウクライナで実施された最新の世論調査により、ウクライナでは現在87%の人々がウクライナの欧州連合(EU)加盟を支持しており、86%が北大西洋条約機構(NATO)への加盟を支持していることがわかった。

レイティング社が最新世論調査の結果を公表した

発表には、「ロシアの侵攻の直接的な影響の一つが、ウクライナ国民の欧州大西洋志向の上昇であり、歴史上記録的な指数が確認されている。現在、87%がウクライナのEU加盟を支持し、86%がNATO加盟を支持している」と書かれている。

外国に関する親近感・友好的な程度を問う設問「同盟指数」では、ポーランドを友好的だと見る回答が97%と最も高く、これに続いて、米国(91%)、英国(90%)、リトアニア(89%)、カナダ(86%)、フィンランド(74%)、スウェーデン(69%)、フランス(68%)、ドイツ(65%)と続いた。

日本を友好的と見る回答者は55%(22%が「間違いなく友好的」、33%が「どちらかといえば友好的」、31%が「中立的」)だった。中国の評価は9%(2%が「間違いなく友好的」、7%が「どちらかといえば友好的」、63%が「中立的」、16%が「どちらかといえば敵対的」、2%が「間違いなく敵対的」)だった。

今回の世論調査は、レイティング社が、クリミアとドンバス地方の被占領地、及び調査時点でウクライナの携帯電話通信のない地域を除くウクライナ全州で18歳以上のウクライナ国民を対象に実施したもの。調査は、3段階を経て行われたとあり、CATI方式(Computer Assisted Telephone Interviewing)でランダム抽出で1000人を対象に2023年2月6、7日に実施(理論的最大誤差は±3.1%)、CAWI方式(Computer Assisted Web Interviewing)でのランダム抽出で600人を対象に2023年2月10〜13日に実施、並びに23の自治体の代表者26人とのオンラインディスカッションを2023年2月4、5日に実施したと説明されている。