13日に露軍の攻撃を受けたキーウ市集合住宅の被害除去続く
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今月13日にロシア軍による大規模攻撃を受けたウクライナ首都キーウのドニプロウシキー地区では、損傷した集合住宅の被害除去が進められている。
ウクルインフォルムの記者が被害の出た地区を訪れた。
現地では、アパート所有者、公共企業職員、ボランティアなどにより、生活の回復が行われている。
アパートでは、火災で生じた被害の除去が行われており、窓は保護シートで覆われている。建物の周りの敷地の片付けが続き、住宅の共通入口の修理が行われている。
また、集合住宅の生活再建に関わっている人には皆、ボランティアグループ「屋外キッチンB-50」が食べ物を無料で提供している。
多くのアパートは大型修繕を必要としており、住人たちは冬の始まりに事実上屋外に残されてしまっており、すべき作業は多い。
例えば、6階の57番のアパートに暮らすアナトリー・ルチュコさんは、自己資金と町からあてられた資金では、住居を暮らせる状態にするには残念ながら不十分だと語る。
そのため、人々は、これまで同様、他人の不幸に無関心ではいられない人々からの支援を必要としている。そして、これまで同様、ウクライナの不屈の人々が気の強さを保ち、ロシアの侵略に対抗し、破壊の被害を克服するために団結している。
なお、12月13日未明、ロシア軍は、キーウ方面へ10弾の弾道ミサイルを発射していた。ウクライナの防空戦力は、これを全て撃墜した。
写真:ヘンナジー・ミンチェンコ
他方、ミサイルの破片は、キーウ市内のホロシーウシキー地区、ダルニツィキー地区、デスニャンシキー地区、ドニプロウシキー地区に落下し、これにより市内で53名が負傷、内20名が病院へ搬送されていた。
写真:ヘンナジー・ミンチェンコ