約15万人の国内避難民がロシアの占領する地域へ帰還

ウクライナ最高会議(国会)のトカチェンコ議員は、これまでに約15万人の国内避難民が一時的被占領地へ、とりわけ、約7万人が被占領下マリウポリの自宅へと帰還したと発言した。

トカチェンコ議員(人権・ウクライナ一時的被占領地脱占領・再統合・少数民族・民族間関係委員会委員)がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。

トカチェンコ氏は、「すでに約15万人が一時的被占領地に戻っている」と述べた。

また同氏は、現在あるデータでは、マリウポリ市民の内20万人が戦争から逃れて、自らの町を去ったが、同時に「その3分の1が家、マリウポリ、占領へと戻ったのだ」と指摘した。

そして同氏は、「試算では、それは約6万7000〜7万人だ。私は、それはひどい数字だと思っている」と伝えた。

さらに同氏は、国内避難民は、国家から新しい自治体に統合するための適切な支援を受け取れずに、被占領地に戻る決定を下していると発言した。

なお、ウクライナの国内避難民の数は現在約500万人。