ウクライナ軍は間もなく全ての前線で反攻に出る=宇内務相顧問

ウクライナ軍は間もなく全ての前線で反攻に出る=宇内務相顧問

ウクルインフォルム
ウクライナのスミルノウ内務相顧問は17日、ウクライナ軍は間もなく全ての前線で反攻に出るとし、敵は6月末から7月初旬にそれを真剣に感じることになるだろうと発言した。

スミルノウ氏がウクライナのテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

スミルノウ氏は、「私たちは、近い将来、私たちが全ての前線で反攻に出ることを理解しなければならない。しかし、それは、とはいえ、明日や明後日ではないが」と発言した。

同氏はまた、現在の基本的な戦略的課題は、敵にできるだけ多くの損害を出させることにあると指摘した。そして、「私たちが理解すべきは、私たちには人的予備があり、私たちのところには機材が入ってきており、私たちは別の機材の使用訓練を受けており、それらのことがロシアにはない、ということだ。そして、私たちがこの戦略を維持していけば、もうすぐ私たちは著しい優位を得る。なぜなら、私たちには全てが到着するが、彼らのところはそうではないからだ」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナ側はあらゆる要因を総合した上で著しい優位を得るとしつつ、敵は6月末から7月初旬にウクライナ側の反攻を相当真剣に感じることになると発言した。

同氏は、戦略的レベルではウクライナはすでに勝利したが、しかしそれは「戦争が明日終わることは意味しない」とも強調した。

同氏は加えて、ロシアでは総動員問題は現在議題となっていないとし、総動員が発表される可能性はかなり小さくなっているとの見方を示した。同氏は、それには複数の要因が影響を与えており、その1つは、ロシア国民の戦争に対する恐怖だと指摘した。同氏は、「世論調査を見たら、彼らは『特別作戦』を支持しているのだが、ウクライナとの戦争には反対しているのである。2つ目は、同じ世論調査では、そこでは80%以上が動員に反対している。なぜなら、動員は戦争に関するものだからだ。3つ目の要因だが、私の考えでは、プーチンが有していた大動員のための唯一の大きな(可能性の)窓だったのが、5月9日だった。彼はその時にその動員を発表しなかったのであり、私は確信しているが、彼は今後もそれを発表しない」と発言した。

同時に同氏は、プーチンには、いわゆる「隠蔽動員」という手段が残されているとも指摘した。

写真:ウクライナ軍参謀本部


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