NATO議員総会、ロシアのテロ国家に認定
ウクライナ最高会議与党「人民奉仕者党」会派議員で、NATO議員総会ウクライナ代表団団長を務めるチェルニェウ氏がフェイスブック・アカウントで報告した。
チェルニェウ議員は、「NATO議員総会は、ロシア侵略に関する特別国際法廷の設置を呼びかけ、またロシアをテロ国家に認定した」と書き込んだ。また同氏は、今回の決議は全てのNATO加盟国代表団が支持し、また全ての加盟国の政府と議会に送られると伝えた。
さらに同氏は、特別国際法廷は戦争犯罪を直接遂行した犯罪者だけでなく、ロシア連邦の首脳陣も裁く機会を与えるものだと指摘した。
また同氏は、同決議はウクライナに対する武器提供の増加や、ウクライナのNATO加盟への具体的行動の策定、ロシアからの戦争で被った被害に応じた賠償金徴収メカニズムの作成に関する願望が考慮されたものとなっていると伝えた。決議ではまた、NATOがウクライナを必要だけずっと支援していくことも記載されているという。
同時に同氏は、各国代表団は決議にて、ウクライナ軍はNATOを強化するのであるから、ウクライナのNATO加盟はNATOにとっても望ましく、重要なものだと指摘したと伝えた。
同氏は、今回の決議は、NATO加盟国の議員たちの気持ちを示す重要な政治的なステップであり、それはつまり、各国の首脳陣が決定を採択する際に影響を及ぼすものだと指摘した。
その上で同氏は、「法廷設置や、賠償金支払いやロシアのテロ国家認定などのウクライナの立場が徐々にハイレベルの国際場裏のメインストリームとなっているという事実を非常に嬉しく思う。時効の存在しない人道に対する犯罪や戦争犯罪、侵略の罪の責任に対する罰は不可逆的なものとなる。私たちは、必ずそれを達成する」と強調した。
写真:チェルニェウ議員(フェイスブック)