バフムート防衛戦参加軍人、ウクライナ国旗を米国会へ渡すようゼレンシキー宇大統領に託す
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ウクルインフォルム
ウクライナ東部ドネツィク州バフムートの防衛戦に参加するウクライナ軍人は20日、同市を訪問したゼレンシキー宇大統領に、米国会へのメッセージを書き込んだウクライナ国旗を渡した。ゼレンシキー氏は、この国旗は米国の支援強化が必要であるとのメッセージになるだろうと発言した。
ウクライナ大統領府がゼレンシキー大統領のドネツィク州訪問の結果を写した動画を発表した。
ゼレンシキー氏は、「(軍人たちが)私に、署名を入れた私たちの国旗を渡した。私たちには困難な状況がある。敵は、その数を増やしている。私たちの若者たちは、より勇敢であるが、強い武器が必要だ。私たちは(国旗を)国会に渡す。若者たちからのサポートへの感謝を米大統領に渡す。しかし、それでは少なすぎるのだ。これは、『少なすぎる』というほのめかしとなるだろう」と発言した。
同氏はまた、ドネツィク州の前線拠点を訪問したことにつき、「私たちは、自分の人々を支えるために、時々リスクを負わねばならない」と発言した。
ゼレンシキー氏はまた、「ここ、ドンバスで、あなた方はウクライナ全土を守っている! なぜなら、ドンバスの先には彼らは私たちの国の他の町で、同じことを行うからだ。彼らは、ウクライナのものは何も望んでいない。私はそれを確信している。そのため、あなた方の肩には、ドンバスの防衛ではなく、全ウクライナの防衛がかかっている」と発言した。
その他同氏は、軍人に叙勲を行い、戦死した軍人のために黙祷を行った。
なお、公開された動画では、大統領と軍人のやりとりの際に、何らかの爆発音が鳴り響くのが聞こえる。