ロシア軍、再びウクライナをミサイルと無人機で大規模攻撃 各地で着弾、死傷者あり
ウクライナ空軍は、26日21時の時点で、36弾の巡航ミサイルを撃墜したと報告した。
発表によれば、26日日中に巡航ミサイル「カリブル」3弾を撃墜。また17時頃以降、さらに巡航ミサイル「Kh101/Kh555」33弾を撃墜したという。後者のミサイルは、8機の戦略爆撃機Tu95msから発射されたと発表された。
さらに、19時頃、戦闘機MiG31Kがフメリニツィキー州方面に、空中発射型弾道ミサイル「Kh47キンジャル」を4弾発射し、いずれも着弾したと書かれている。
さらに、ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、27日未明には、ロシア軍の巡航ミサイルと自爆型無人機「シャヘド136/131」による攻撃があり、同無人機を8機撃墜したと報告した。
発表には、27日未明に南・東方面から巡航ミサイル「カリブル」2弾と自爆型無人機「シャヘド136/131」8機による攻撃が行われたと書かれている。カリブルは、オデーサ州の港湾インフラを狙ったもので、撃墜には失敗したとし、損傷と犠牲者が出ているという。無人機はフメリニツィキー州、ドニプロペトロウシク州、ドネツィク州にて全8機を撃墜したと報告された。
ウクライナ軍南部司令部「ピウデン」のフメニューク合同調整報道センター長は、27日のテレビ番組「統一ニュース」出演時に、オデーサ州へのミサイル攻撃につき、「本日未明、敵は、ウクライナ南部を含め、再び強力な攻撃を行った」と伝えた。
同氏はまた、オデーサ州の港湾インフラが攻撃を受けたとし、「管理棟が破壊され、港の1つで警備員が死亡した。また、港湾ターミナルのいくつかの製造施設も損傷した」と報告した。
さらに同氏は、ロシア軍は天候条件も利用して、ミサイルを潜水艦から発射したとし、「ちょうど雷、大雨、風の中を、発見を困難にするために、極度に低空でミサイルを発射したのだ」と伝えた。
その他、東部ハルキウ州のシニェフボウ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、同州ではロシア軍が27日未明に誘導航空爆弾「KAB250」でクプヤンシク地区キウシャリウカ町を攻撃し、女性1名が死亡、4名が負傷したと報告した。
シニェフボウ氏は、「昨夜、敵はクプヤンシク地区キウシャリウカ町に対して、誘導航空爆弾で攻撃した。5階建て集合住宅の側に着弾したことが確認された。建物は損傷し、アパートの1つの壁が崩れた。また、隣の9階建ての建物も損傷した」と伝えた。
また同氏は、74歳の女性1名が死亡した他、35歳、81歳、71歳の女性、74歳の男性が損傷したと報告した。
その他、S300のミサイルがクプヤンシク地区ヴェリキー・ブルルク町の非居住用建物に着弾したとし、建物が損傷し、火災が発生したと報告された。
さらに州内では、過去24時間、ボホドゥヒウ地区、ハルキウ地区、イジューム地区、チュフイウ地区、クプヤンシク地区にて砲撃が確認されたという。
📍Харківщина, 27 липня ❗️Минулої ночі ворог завдав удару керованою авіабомбою КАБ-250 по смт Ківшарівка Куп'янського...
Опубліковано Олег Синєгубов Середа, 26 липня 2023 р.
南部ドニプロペトロウシク州のリサク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州ニコポリ地区が27日未明に7階砲撃を受けたと報告した。
リサク氏は、「ロシア軍は夜中、ニコポリ地区を攻撃した。地区を7回砲撃した。重火器から約30の砲弾で、ニコポリ、ポクロウシク、チェルヴォノフリホリウカを狙ったのだ。教育施設、行政庁舎、通信企業、郵便局、教会が損傷した。2軒の2階建て住居、経済施設が破壊された。電線も切断された」と伝えた。犠牲者は出ていないという。
南部ヘルソン州のプロクジン州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は過去24時間、ヘルソン州を40回砲撃、合計243弾の砲弾を放ったと報告した。
同氏は、敵は居住区、教育施設、農業企業の敷地を攻撃したとしつつ、犠牲者は出ていないと伝えた。