ゼレンシキー氏、欧州各国首脳と相次ぎ会談 冬季前に防空システム追加供与の確約得る

ゼレンシキー氏、欧州各国首脳と相次ぎ会談 冬季前に防空システム追加供与の確約得る

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ウクライナのゼレンシキー大統領は5日、欧州政治共同体首脳会議への出席のために訪れたスペイン・グラナダにて、欧州各国首脳と会談し、ウクライナへの防空システム追加供与などにつき協議を行った。

ウクライナ大統領府の発表によれば、ゼレンシキー宇大統領は、ショルツ独首相との会談時、戦況とウクライナが防衛能力強化のために優先的に必要としているにつき説明した。これに対して、ショルツ独首相は、ドイツはウクライナに対して冬季に向けて追加で防空システム「パトリオット」を供与する作業をしていると強調した。

ゼレンシキー氏は、ウクライナ・ドイツ間の対話と緊密な連携の重要性を指摘した。両首脳は、近い将来の二国間政治対話の方策につき協議した。

ゼレンシキー氏はまた、ショルツ氏に対して、ウクライナへの協力な軍事支援につき謝意を伝えた。

ショルツ独首相もまた、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、同会談につき報告し、「私はもう一度私たちのサポートにつきウクライナに明言した。さらに、来たる冬季の数か月の間の空爆や無人機攻撃を撃退するのを助けるべく、防空システム『パトリオット』をもう1つ供与すると発表した」と伝えた

また、ゼレンシキー氏は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、スナク英首相との会談につき報告した

ゼレンシキー氏は、「スナク首相との会談時、長期的なグローバルなウクライナ支援の確保に向けた努力につき協議した。ウクライナと英国は、防衛協力を継続し、拡大する」と書き込んだ。

また両氏は、穀物輸出手段についても協議し、黒海における航行の自由を保護する必要があることについても一致したという。

動画:ゼレンシキー大統領(テレグラム

ウクライナ大統領府の発表によれば、ゼレンシキー氏は、メローニ伊首相との会談で、防空強化手段をはじめとする次の軍事支援につき協議を行った

ゼレンシキー氏は、メローニ首相に対して、ロシア侵略への対抗におけるウクライナとの連帯と包括的支援につき謝意を伝えた。

またゼレンシキー氏は、前線の最新情報とウクライナ領の解放を目的とするウクライナ側の攻勢作戦につき報告した。さらに同氏は、ロシア軍は戦闘を長期に停止する必要に迫られていると指摘した。

その上で同氏は、「ウクライナへの軍支援を弱体化することは、どのようなものであれ占領軍の強化とさらなるウクライナ領の奪取の新たな試みを促すことになる」と伝えた。

イタリアによる次期対ウクライナ防衛支援パッケージの準備に関して、両首脳は、民間人と穀物インフラの保護のためのウクライナの防空強化につき協議した。

その他、両首脳は、G7によるウクライナ支援共同宣言に基づくウクライナとイタリアの二国間安全保証合意締結についても協議した。さらに、来年イタリアがG7議長国となることでどのようにウクライナを支援できるかについても注意が向けられた。

両首脳は、エネルギー、食料、その他あらゆる社会問題を武器に変えてしまうことは看過できないと強調した。

ゼレンシキー氏は、イタリア政府が、オデーサの7月にロシアのミサイル攻撃を受けた救世主顕栄大聖堂やその他同市の歴史建築物の復興に資金を供与することをはじめ、同氏復興に注力する準備を示していることを高く評価した。

さらにゼレンシキー氏は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、マクロン仏大統領と会談を行ったと報告した

ゼレンシキー氏は、「マクロン仏大統領との強力な会談を行った。ウクライナの防空強化や、オデーサ州と黒海の安全は、私たちの欧州全体と世界の安定のために決定的に重要だ。私たちはその目的のために一緒に作業をしている」と書き込んだ。

同氏はまた、ウクライナ防衛強化に関するこれまでの合意は全て実現されてきていると伝えた。

そして同氏は、「私たちの戦士のためにさらに良いニュースが現れる。マクロン大統領とフランスの人々に対して、堅固かつ恒常的なウクライナ支援につき感謝している」と書き込んだ。

動画:ゼレンシキー大統領(テレグラム

ゼレンシキー氏はまた、欧州政治共同体首脳会議後の記者会見時に、スペイン政府がウクライナに地対空ミサイル「ホーク」の発射台6機を供与する決定を下したと報告した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

その際ゼレンシキー氏は、「そう、それはスペインが議長国を行う中でのパートナーとの共同作業だ。私は、それら全てのシステムを集めることができ、それらが全てウクライナに届くことを強く信じている」と発言した。

また、ゼレンシキー氏は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、パシニャン・アルメニア首相と会談したと報告した

ゼレンシキー氏は、「パシニャン・アルメニア首相との初めての会談の際、私たちは、南コーカサスの安全保障状況につき協議した。ウクライナは、地域の安定と同地の国々との友好関係に関心がある」と発言した。

また同氏は、アルメニアとの二国間強力と地域間経済プロジェクトにつき協議したと伝えた。

なお、ゼレンシキー大統領は5日、欧州政治共同体首脳会議に出席するために、スペイン・グラナダを訪問していた。


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