ロシア軍の弾道ミサイル、ウクライナ中部ポルタヴァの教育施設に着弾 現時点の死者41名
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、3日にロシア軍が発射した弾道ミサイルがウクライナ中部ポルタヴァの教育施設と隣接する病院の敷地に着弾し、現時点で41名が死亡、180名以上が負傷しており、瓦礫の下にはまだ人々が埋まっていると報告した。
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ロシアのポルタヴァへの攻撃に関する暫定報告を受けた。現時点の情報によれば、弾道ミサイル2弾である。教育施設と隣接する病院の敷地に着弾した。通信研究所の建物の1つが部分的に破壊された。人々が瓦礫の下にいる。多くの人を救うことができた。180人以上が負傷した。残念ながら、多くの死者が出ている。現時点で、41名の死亡が判明している。親族と近親者皆へ哀悼を表する」と発言した。
さらに同氏は、今回起きたことに関するあらゆる状況の完全かつ迅速な捜査の実施を行うよう指示を出したと述べた。また、全ての当局が救助作戦に参加していると報告した。
ウクライナ国防省もまた、今回の攻撃につき、テレグラム・チャンネルで報告した。
国防省は、「ロシアの侵略者は、市の教育施設の1つに暴虐な攻撃を行った。現存の情報によれば、敵は弾道ミサイル2弾を使用。警報と飛来の間の時間差は非常に短く、シェルターへ避難している瞬間の人々を巻き込んだ」と伝えた。
研究所の建物の1つが部分的に破壊され、また多くの人々が瓦礫の下敷きになっているとしつつ、「救助隊と医療班の調整された活動により、25名を救助できた。その内11名は瓦礫の下から救出できた。救助隊が作業を続けている」と書かれている。
同時に国防省は、落ち着きを保ち、公式情報源だけを信じるよう呼びかけた上で、「この悲劇に関するどのような憶測も看過してはいけない」と伝えた。
写真:大統領府