キーウ方面へ飛来した露軍自爆型無人機、全機撃墜
キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルで報告した。
発表には、キーウでは4時頃から約2時間にわたり空襲警報が発令されていたことが喚起されている。
また、「その間、ロシアの無人機が様々なグループで首都の方向へと様々な方角から入ってきていた。しかし、防空戦力・機材が全ての敵無人機を撃墜した」と書かれている。
暫定情報では、市内には破壊も犠牲者も出ていないとのこと。
キーウ州のクラウチェンコ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、同州では、撃墜された無人機の落下で建物が破損したと報告した。
同氏は、「未明、敵はまた自爆型無人機で私たちの州を攻撃。州ないでは防空戦力が活動。全ての目標を撃墜した」と伝え、犠牲者は出ておらず、重要・生活インフラ施設への着弾はないと補足した。
同時に同氏は、州内で、落下した目標の破片により森林部に火災が発生した他、経済施設の破損が確認されたと伝えた。
北部スーミ州の軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は同州の重要インフラ施設を自爆型無人機で攻撃したと報告した。
報告には、「本日未明、敵はスーミ州の重要インフラ施設を無人機『シャヘド』で攻撃した」と書かれている。
その際、防空戦力は、3機の無人機を撃墜したという。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、9日から10日にかけての夜間、ロシア軍は弾道ミサイル「イスカンデルM」1弾、対レーダーミサイル「Kh31P」1弾、自爆型無人機「シャヘド」46機で攻撃を仕掛けてきたと報告した。
これに対して、ウクライナ防空戦力は、「シャヘド」38機を撃墜したという。
また、無人機3機はウクライナがコントロールする領空を離れ、1機はロシア領空へ、2機は一時的被占領下ルハンシク州へと飛び去ったと書かれている。
さらに3機は、(おそらく電子戦機器の影響で)ウクライナ領内で消失したという。
迎撃戦は、ヴィンニツャ州、キーウ州、チェルニヒウ州、キロヴォフラード州、ミコライウ州、オデーサ州、ヘルソン州、チェルカーシ州、スーミ州、ドニプロペトロウシク州、ハルキウ州、ザポリッジャ州、ポルタヴァ州で行われたとのこと。