ロシア軍、自爆型等無人機でウクライナを再び攻撃 キーウ州で死傷者あり
キーウ州軍行政府がテレグラム。チャンネルで伝えた。
発表には、「州内の地区の1つで、撃墜された目標の破片による負傷で、トラックの運転手が死亡した。男性は現場で死亡した」と書かれている。
州内の別の地区では、撃墜された無人機の破片が民家に落下し、屋根で火災が発生し、3名に被害が発生。1957年生まれの女性は急性ストレス反応が生じ、16歳の青年は切り傷を負って病院へ搬送され、その父親も足に切り傷を負ったという。
さらに別の自治体でも、破片により屋外で女性が負傷し、病院へ搬送されたという。
首都キーウのトカチェンコ市軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、3日の露軍無人機攻撃の際に、女性1名が負傷したと報告した。
トカチェンコ氏は、キーウの空襲警報は朝4時に始まり、3時間以上続いたと伝えた。
そして、同氏は、防衛戦力はその大半をキーウに到着する前に撃墜したが、撃墜された無人機の破片がホロシーウシキー地区とダルニツィキー地区に落下したと報告。これによる大きな破壊は生じなかったものの、「若い女性が被害を受け、腕に火傷を負った。彼女は、病院への搬送は断った」と伝えた。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルで、ロシア軍は2日から3日にかけての夜間に、自爆型などの無人機を93機発射したところ、ウクライナ防空戦力は60機を撃墜し、他26機が飛翔中に消失したと報告した。
迎撃戦は、ポルタヴァ州、スーミ州、ハルキウ州、キーウ州、チェルニヒウ州、チェルカーシ州、ジトーミル州、ドネツィク州、ドニプロペトロウシク州で行われたという。
また、ドネツィク州とチェルニヒウ州では、無人機の民間企業と集合住宅への着弾が複数確認されたと報告されている。
加えて、キーウ州では、複数地区で民家と自動車が破損し、死傷者が出たと書かれている。
写真:国家非常事態庁