フランス主導の平和維持部隊派遣案がNATOの代わりになってはならない=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、フランスによる平和維持部隊を停戦後にウクライナ領に派遣するというイニシアティブにつき、それはウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟の一部となるものでなければならず、NATO加盟の代わりになってはならないとの見解を示した。
ゼレンシキー大統領がテレビ番組「統一ニュース」へのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー氏は、「私は、マクロン(仏)大統領のフランスの部隊をウクライナ領に展開するというイニシアティブについて聞いたことがあると思う。私たちは、そのイニシアティブを支持しているが、フランス一国では不十分だ。もしそのイニシアティブが実現されるなら、それは必ずNATOへの道の一部でなければならない。欧州戦力の展開がウクライナのNATOにおける未来を排除することは意味しない」と発言した。
同氏はまた、法的にウクライナがNATOに加盟できないように定めるのは非常に危険だと指摘した。
さらに同氏は、平和維持部隊問題は、マクロン仏大統領とトランプ米次期大統領との会談の際に協議されたとし、その際、トランプ氏はそのアイデアに肯定的に向き合っていたが、しかし、今のところそのミッションに米国が加わるかどうかはわからないと発言した。