
受け入れられる和平条件が提案されなければ、ウクライナ人は素手で戦っていくだろう=ラトクリフ米CIA長官
ウクルインフォルム
米国のラトクリフ中央情報局(CIA)長官は25日、ウクライナ軍は過小評価されているとし、ウクライナ国民に対して彼らが受け入れられる平和実現の条件が提案されなければ、彼らは素手で戦っていくだろうと発言した。
ラトクリフCIA長官が米上院情報委員会における世界の脅威に関する年次報告の公聴会の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ラトクリフ氏は、ロシアが戦場で有利だと指摘しつつも、「同時に、ウクライナの抵抗について言えば、ウクライナ人とウクライナ軍は数年間過小評価されてきた」と発言した。同氏はそして、「結局のところ、私は、自らの観察とインテリジェンスに基づくと、彼らに永続的な平和を達成するための受け入れられる条件が提案されなければ、必要であれば、彼らは素手で戦っていくだろうと確信している」と発言した。
同時に同氏は、現在の和平協議が「成功した場合、双方が望むもの全てを受け取ることなく、どちらの側の最大主義的目標も達成されないことを示すことになろう」と発言した。
写真:Gabriella Demczuk/Pool