汚職捜査機関、キーウ区行政裁判所裁判長親族の収賄現場を摘発
ウクルインフォルム
政権幹部の汚職犯罪捜査に特化した法執行機関「国家汚職対策局」(NABU)の捜査官がキーウ(キエフ)区行政裁判所のヴォウク裁判長の親族による10万ドルの収賄を摘発した。
6日、NABU広報室がフェイスブック・アカウントにて報告した。
発表には、「NABUと特別汚職対策検察(SAP)は、経済主体が起訴した事件での肯定的判決についてのキーウ区行政裁判所の裁判官の1人の問題を10万米ドルと同裁判所裁判長を通じて解決することを約束した弁護士2名を『現場で』摘発した。NABU捜査官は、裁判所建物内と弁護士居住地の家宅捜索を行なっている」と書かれている。
また、NABUは、2名の弁護士の内1名は、「キーウ区行政裁判所裁判長の近親者である」と伝えている。
同時に、NABUはそれ以上の情報は、捜査機密の漏洩にあたるため公表できないと伝えた。
なお、2020年7月、NABU捜査官は、パウロ・ヴォウク・キーウ区行政裁判所裁判長および同裁判所5名の裁判官、並びにゼノヴィー・ホロドニュク(当時)国家裁判運営局局長に汚職犯罪容疑を伝達していた。
写真:NABU広報室