
ウクライナの汚職捜査局、ウメロウ国防相の不正捜査疑惑を捜査中
ウクルインフォルム
ウクライナの政権高官による汚職犯罪の捜査を行う法執行機関「国家汚職対策局(NABU)」のクリヴォノス局長は10日、NABUは現在刑事捜査の一環でウメロウ宇国防相による不正行為がなかったか調査をしていると発言した。
クリヴォノス局長が記者会見時に記者からの質問に答える形で発言した。
クリヴォノス氏は、「裁判前捜査が続いており、全ての状況の解明が行われている。その点に犯罪の要素があったのかなかったのか、犯罪者がいるのかいないかをだ。私は、誰かに関して刑事捜査が始まったとは言わない。刑事捜査は、不正行為の事実の可能性に関する通報を受けて開始されたものだ」と発言した。
これに先立ち、1月25日、汚職対策に特化したウクライナの市民団体「汚職対策センター」がNABUに対して、国防調達局局長との衝突を巡って、ウメロウ国防相に関する通報を行っていた。
これを受け、NABUは、刑事法典第364条2項(職権濫用)に従い捜査を登録していた。